三味線・琴 販売・修理・製造

三味線のできるまで

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三味線は天地人を象ったものと言われます。棹と糸巻部分は天、胴は地、三つの糸が人を表わし、治国平天の教えがこの三味線の中に含まれていると言われます。則ち天地人どれか一つが違っても良い音は出ないと言う事です。

 


荒木
三味線の材料は花林、紫檀、紅木などの唐木を使用します。

木取り
荒木を三つに鋸で切断し、それぞれ継手を作ります。
肌つき
棹の丸めは丁斧を使って荒削りします。
細金入れ
継手に金の金物を入れ高級感を出します。
丸め
寸法通り鑢で丸めて行きます。又、猿尾の部分などはナマゾリで削ります。
磨き
砥石で最終の磨きをします。三種類の砥石を使用して丹念に磨きます。
さわり溝つけ
三味線の音の命であるサワリ溝を作ります。大変神経を使う作業です。
焼抜き
糸巻の金物をつける為、穴の中心を決めた後で太い火ばしの様なもので焼抜きます。これは糸倉の畔にヒビが入るのを防ぐ為です。
胴仕込
棹と胴を合わせます。一つ一つ手で合わせる為、一丁の棹に一つの胴しか、ピタリと合いません。
皮張り
皮張りの技術によって音の80%が決まると言われ、大切な作業です。
糸巻スゲ
糸巻は一本一本丁寧に手で削って合わせます。金物と一体になって糸がピタリと止まり途中で戻らない様にするのが大切です。
糸掛け
糸は各使用目的によって太くしたり細くしたりします。棹や胴の太さによっても違ってきます。

 

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