三味線・琴 販売・修理・製造

琴のできるまで

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箏(琴)は竜を形取った名称が付けられています。桐の質によって色々な作り方があります。一般的には①べタ作り、口角作り、②半上角作り、③上角作り、④二重巻作り、⑤玉縁包み等です。四分六板、柏葉、竜雲角にはプラスチック・花林・紫檀・紅木・象牙などが使用され材料、作り方などの組み合わせ方によって値段が決定されます。
 

原木
樹令40~50年位直径40cm以上の桐を使用します。会津産のものが最高とされています。
木挽き
丸太の切り口と側面を少し削り取ったところから木の中の杢目の入り方を想像して木の挽き方を決めます。
乾燥
2~3年影ぼしをして曲りを充分に出し切り又、甲を充分に乾かします。
甲羅取り
乾燥された荒甲を鉋で削り込んで正規の山を作ります。
中削り(丁斧削り)
裏板の削りは丁斧でくり抜いていきます。
綾杉彫り
音を少しでも良くするため、裏板に鑿で彫り込みを入れます。

裏板つけ
裏板のつけ方にはべたづけと、とめ甲づくりの二通りの方法があります。
甲焼き
真っ赤に焼いた鏝で木の表面を焼き、その後ウズクリで表面をこすり、きれいな木目を出します。
口前加工
琴のランクを決める口前には唐木を使ったり彫金金具を彫り込んだりします。
柏葉つけ
柏葉部分はベタ作りと透し作りがあり、又角を骨やプラスチックなどで化粧した物もあります。
座金打ち
座金を打つ時は四分六板を割らない様、細心の注意が要求されます。
調絃
琴の糸は固定しているため、この調絃で柱の位置が変わり変調が容易に行くとか弾き安いとかの問題が出てきますので大変大切です。
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